【FEエンゲージ】桃色の花は、赤く染まる【プレイ日記34】
↓第１回
【FEエンゲージ】オープニングから顔が良い【プレイ日記01】 - 五目のゲーム日記
↓前回
【FEエンゲージ】蛮族淑女と淑女蛮族【プレイ日記33】 - 五目のゲーム日記
どうも投稿遅れの五目です。それはそれとしてもう年末ですね！！！！ 年々一年一年が短くなっていくことを感じます！！！！これが！！大人だぞ！！！！クリスマスは！！孤独！！！！ 書いてる最中にクリスマス終わったしな！！！！
それはそれとして、今回はソルム城へ攻めてきたオルテンシアの迎撃です……。父の仇であり、邪竜の敵であるリュールちゃんに同行した姉と再会しても話ができるでしょうか……。年末最後が重ーい。
ソルム城に戻るとオルテンシアがスフォリア女王を人質にして待っていました。自身の立場を偽って城に一人でやってきたようです。女王についてはシンプルに動けば殺す、そう明言するほどの状況です……。
そりゃそうですよね……たった一度の戦いから失うもの次々に失ってますもん……。これ一人でやってきたのもそのせいでしょ……。
「オルテンシア…どうして…」
「久しぶりね、お姉様。あたしてっきり、お姉様は死んだと思ってたのよ。」
「生きてるって知ったときは嬉しかったのに…どうしてそっち側にいるの？」
「それは…」
「お父様がソンブル様に殉じた以上、イルシオンの意向はソンブル様に与することよ。」
「なのに、神竜側で戦ってるなんて…あたしのところに帰ってきてくれなかったなんて、」
「お姉様はイルシオンを裏切ったのね！」
姉と再会するも神竜側で戦うアイビーに裏切り者と罵るオルテンシア。
一応アイビーは邪竜に乗っ取られたイルシオンを奪還し、元のイルシオンの再建が目的だったはずですが、その為に一度祖国を滅ぼそうとしてるわけですからね。何も知らないオルテンシアからすれば、敵に殺されたと思った姉がいきなり国を捨てて、刃をこちらに向けてきたわけですから……。
オルテンシアは指輪を渡さなければ女王を殺すと再び言います。ですが、それでもリュールは指輪を渡さないと言いました。それを聞いたオルテンシアは焦り始めます。
「は…？ あんたわかってんの？ 指輪を渡さなかったら女王を殺すって言ってんのよ！？」
「ですが、私がここであなたに屈したら、指輪を渡してしまったら…」
「スフォリア女王が、ミスティラが、フォガートが…ソルムの皆さんがしたことが全て無駄になる。」
「だから、絶対に渡すことはできません！ 女王も殺させはしない！」
ミスティラも家族が危険に晒されようとも指輪と国を守ると言います。スフォリア女王もそれに同調します。
そうですね……。もしリュールが来る前にどうしようもない何かがあったらミスティラちゃんが指輪持って他国に逃げてたくらい計画に入れてたでしょうからね……。
それを聞いたオルテンシアはさらに取り乱します。
「な、なによそれ…意味がわかんない！ 親を殺すって言われたら普通は取り乱すでしょ！？」
「怖がりなさいよ、泣いて命乞いして…指輪を持ってきなさいよ！」
「あたしには指輪が必要なの。力を手に入れて…お父様を生き返らせるの！」
「めちゃめちゃになった全部を…元に戻したいだけなのに！」
今にも泣きだしそうな声で叫ぶ彼女。圧倒的優位にいるはずのオルテンシアが一番追いつめられているように見えます。聞いているこっちが辛くなりそうです……。
しかも、その復活は異形兵だよ……。その人の姿を模しただけの自我のない怪物になった父親を見たくないだろ……。
でもイルシオンを守らなきゃいけないのに父は信仰していた神に殺され、頼れる姉は敵の神に殺されたかと思ったら生きていたのに敵側についていて、王である自分の父が信じたものを倒そうとしている。限界な彼女はそれどころじゃないんですね。
自分で父親が邪竜に殉じたから邪竜に従うと言っていたのに、父親を生き返らせようとしてます。王族としての行動と自分のしたいことでもう一杯一杯で、オルテンシアの望むこと全てを台無しにしたのが邪竜ってことから目をそらしてますからね……。ハイアシンスの最期は目撃してるので父親が邪竜に望んで殺されたわけじゃないことも分かってるでしょうに……。
アイビーはそんなオルテンシアを止めようとしますが、もうオルテンシアに残された選択肢は邪竜に従って父親が返ってくる可能性に縋るしかない。そして再びリュールらに女王を殺すと脅しますが……。
「あなたにはできません。殺せないはずです。」
「家族が死ぬ辛さを、それだけ知っているのなら。」
「やるならやりな、お嬢ちゃん。それであんたの望みが、本当にかなうならね。」
完全に戦意喪失するオルテンシア。
この場面、女王を殺したとしても指輪は手に入らず、ただただあの時のような苦痛を他人に与えるだけ。敵国の王ではあれど、それが分かっているオルテンシアには手にかけることはできないようです。
とりあえず一安心、と思ったのですがなんか出てきやがりました。
「えーえ、お久しぶりですわねえ。この前はどうもお世話になりました。」
取引先との会話か？ 今話がきれいに纏まりかけたのにお呼びでねぇんだ！！帰んな！！！！クソが！！！！
しかも折角来たから手土産にと指輪を奪いに来ましたよ。そして同じ四狗のモーヴとマロンが来ているなか一人だけ置いて行かれるグリ。放置プレイ
オルテンシアを唆すセピア。もう折れてしまった彼女には無駄……と思いきや様子がおかしい。
「指輪を集めたら…そうすれば……お父様は……」
「なにもかも…元どおり…う、うう…」
「あたしは…お父様のために…あいつらをころして…指輪を奪う…！」
おい黒幕コイツじゃねぇか！！！！
ヴェイルもそうだろこれ！！ ハイアシンスがおかしくなったのも四狗が来てからって言ってただろ！！！！ おい今ソンブルより分かりやすくヘイト買ったぞこの女！！！！
……戦闘パートです。敵はモーヴ、マロン、セピア、そして敵将のオルテンシア。万が一のことがあったら嫌なので四狗を先に倒して、アイビーとリュールを前線に置きましょう……。
おい力25が魔法武器を持つな！！！！ ミスマッチそのものだろ！！！！
多分この武器の適正あるの斧兵のまんま育てたアンナちゃんだけでしょ……。シトリニカちゃんを受けさせたら普通に勝てるぞ……。しかも遠距離対応してないし……。
一方モーヴは完璧に使いこなしてますね。総合力が高い。しかも通常武器も持っているうえにちゃんと魔法武器は射程が1-2、さらに杖持ちと来ました。んだぁこの万能ユニットｫ……？
まぁ、炎の槍だけが届く範囲にシトリニカちゃんを置けば6ダメージで済むけど。適材適所って素晴らしいね！
後は洗脳能力持ちのセピアですが、マップ性能は高いけど戦闘面ではかなり弱いですね。飛行による高機動にトロンによる1-3距離攻撃で攻撃範囲は非常に広いですが、追撃不可なので魔防とHPを足して37以上なら倒されないからね。必殺も8しかないし。
こんなんじゃ魔法に弱い重装のジェーデちゃんだって倒されませんよねぇ！！ ほぼどこからでも反撃が飛んでくるのが面倒なくらいです。
最大の問題はオルテンシアですね……。ストーリー的にも戦闘でも……。
指輪の『計略：邪神の舞』*1がめちゃくちゃに不安ですが、多分有効活用できないでしょう。ただちょっと時水晶の用意はしておきましょうかね！！
ただオルテンシア自体は遠距離攻撃を持ってないので魔道組で囲んで袋叩きにすれば勝てそうですね！ いつも通り！！
さて、出撃ですが今回は一つ縛りを設けます。
ユナカちゃん待機です。
それだけって思いますよね？
それだけです。微妙。
でもウチではいつも前線で回避しながら遠距離対応のデバフ込みの削りも撃破もできる万能ユニット過ぎたんですよ！！ あと経験値を取り過ぎたのでそろそろ満遍なく分けたいんでね！
いつも枝豆を頼むかの如くユナカちゃんを戦わせてましたが、そろそろ彼女がいなくてもなんとかできるって確認もしたいんでね！！ あとエーティエちゃんも今回は待機です。
加えて今回は出撃メンバーを左右に分けてちゃんと攻略します！！ たまには王道攻略しようかなってね！！！！
それはそれとしてスタート地点からダイムサンダで奥の敵が狙えるのでそういうことはします。3射程おもろ。
さて、今回の出撃で一番使いたかったのはセリーヌちゃんです！
とても久しぶりのセリーヌちゃんですが、速さと幸運は高いものの、残るステータスはややしょっぱい……。以前の時はセリカの指輪で魔法を強化していましたが、もう魔法向きの指輪はありません。
ですがそれでも彼女を出撃させたい理由があります。
とても可愛いからです。
器用貧乏、そんなのは良成長を継承すれば、後々に万能ユニットになるはずですよ！！ 器用貧乏だって時間とコストをかければ第一級の能力が……！！！！
……なんでもう普通に強いの？
今ここまで書いた文章がバカみたいじゃん？ 最初は使いにくいユニットを愛で強くしていくみたいな流れだったじゃんね？ 思いつきでエンタメを作ってみようかなって思ったのにね？
しかも普通に速さ高いから避けるし追撃するじゃん……。いかづちの剣とかエル系魔法なら威力高いから低火力でも武器の威力で大丈夫だろうと思ったけど……。
……。
今持たせ忘れに気づきました。なんでこんな余り武器持たせてるんだ……。
書きながらプレイのメリットを感じてる……。代償として進む速度がナメクジですが……。
セリーヌちゃんなんか想定と違って普通に強い……。物理も魔法もそれなりに行けるおかげで、誰も倒せないみたいな場面はないですし、思ったより最初から求めてる物理魔法両刀ユニットでした。はい……。育成したかった。
いや、敵が柔らかい疑惑あるな……。あと今日も攻撃を受けない日かもしれん。68%も避けた上にアイビーちゃんも91%の攻撃避けたもん……。
うん……。違うんだよねぇ……。
裏でひっそりと考えていた今回の章の攻略時のテーマはセリーヌちゃんの強化と高確率必殺のつもりだったのに！！ 見せ場にしたかったのを2%で出さないでほしい……！ やっぱり何もうまくいかない！！！！ 高確率必殺は後でやる……！！
ただ両方から盗賊が現れたのでそれを仕留めやすいように左右にメンバーを分けたのだけはうまくいったけどね！！ 偶然だけど！！
気紛れで左右に分けてなかったら逃してたな……。
ちなみに左はフラン、シトリニカ、パネトネ、ジェーデ、クロエ、ミスティラ。右はリュール、アイビー、セリーヌ、ラピス、アンナ、メリンで進軍しております。
ヴェロニカマップの冒頭でもやった戦力を偏らせて、片側速攻からの合流作戦のつもりだったので、左側が急いでシーフを仕留めに行くのが難しそうで楽しみです。
開始直後に3距離ダイムサンダで遊んだせいで敵が雪崩れ込んできてました。バカ！！
なのでエンゲージ技で解決しましょうかね！！
覇克・天空強ぇ！！
そもそもダメージを受けないせいで狙われにくいのがミスマッチかもしれないけど、普通に撃破もブレイクもしてくれるのがとても強いね！
やっぱり指輪の力って強い……。
あと残党狩りしている最中に新たに真の火力不足枠が発覚しました。
連携攻撃の威力じゃないんだぞ？？
やっぱりDLCらしき別大陸でレベルを上げてしまったせいで本編メンツとの差が生じてるのか？って思ったけど手槍でも３は火力が無さ過ぎるぞ？？
まぁ低火力でもちょっとずつ削って進めてけばいいよね。うん。
そして頻発する必殺。違うぞ、俺がやりたいのはこれなんだ！！！！
これよこれｪ！！！！
必殺率７割は気持ち良いよな！！ これが真の有効急所！！！！
ブレイクのお陰で低速低耐久組でも出番が生まれやすいのは助かりますね！！ もしブレイクが無く、必殺が発動しなかったらHP2になってましたからね！！ ブレイクのお陰で攻撃が命中さえすれば追撃すら踏み倒せますからね！！
なんか低火力でちまちま進めようと思っていた左組でしたが、ジェーデちゃんが周囲を薙ぎ倒し、満タンHPの重装をエンゲージ武器のハンマーで一撃でかち割ったり、敵のサンダーを受けても６ダメージで済んだりと余裕でした。命中はやや低いものの獅子奮迅の活躍がありましたからね！！ あとパネトネちゃんの必殺もありますから！！！！ 高確率必殺もあるから！！！！
右側はもう特攻組がどんどん薙ぎ倒していくので問題無しです。クラスチェンジした新生リュールちゃんも初陣で必殺の17%引いてるし、ウルフナイトのメリンちゃんも隠密スタイルは無いながらも、高機動力で短剣で削りつつしっかり活躍をして、ラピスちゃんも地味ながらも回避タンク（先発で削りのつもりだったのにめっちゃ避ける）として安定した活躍を続けてますから。
そしてこの章でブーツ登場ですね。必ず取り返しましょう。クラスチェンジでしか上昇しない移動力を強化するとても貴重なアイテムです。
ただ一つ問題点があるとすれば一周での入手個数が有限のアイテムなので、誰に使うか困って輸送隊の肥やしになることですね。DLC購入の時にももらったのですが、これまでのドーピングアイテムと一緒に貯めこんでますからね。
とりあえず今回の章が終わったらリュールちゃんに使おうかな……？ リュールちゃんは個人スキルで隣接マスユニットにバフを与えることができる上に、必ず出撃することになるであろうリュールちゃんなら腐らないでしょうし……。サポート性能の高いフランちゃんやシンプル行ったり来たりなユナカちゃんもありですが……。とても悩ましい！！後踊り子枠に使うのも鉄板ですが、今作は縛りに触れることがFEHで判明したのでね……。
とりあえずシーフを倒しましょう。ぶっちゃけ進軍に困る左軍だと思っていたんですが、何も考えずにジェーデちゃんを突っ込ませれば周囲を瀕死にしてくれるお陰で楽でした。ちなみに右軍は柱地形も活用したお陰で一度の被弾もなくラピスちゃんが似たようなことをやってくれました。隠密と回避武器無しでやってるのおかしい……。
ちなみにブーツは無事に取り返したんですが、ちょっとアイビーちゃんが前に出過ぎたんでリンの残像の効果を使ってみます。
こんな感じでHP1のユニットが即座に作れるので結構使い勝手が良さそうですね。こうすれば敵が少ない時なら敵のターンを稼ぐこともできますし。
まぁHPが1しかないので本来の連携の目的を果たせなくなっちゃいますがね……。
ん？
は？
は？
は？
おいこれ強スキルだぞ。普通に回避特化のユニットの残像を出して、敵の連携の高確率微ダメさえケアすればポケモンのみがわりくらい強いスキルだぞ？
おまけにエンゲージ技の流星群で射程10の150%ダメージも撒けると来ました。他にも攻め立ても速さの吸収もあるので高速ユニットの最強の指輪です。勝ったな！
今更ですが増援がやってきましたね。しかも連続ターンでやってきましたよ。
ただ無限湧きではないみたいなのでカモです。経験値が飛んできたぜｪーーーー！！！！
……もしかしてクロエちゃんも低火力枠呼びから卒業したい？
あと何でなのかは分からないけど、前衛のラピスちゃんが盾してるのに全く被弾しない……。普通に35%とか48%みたいな食らってもいい確率なのに……。ちなみに最後まで無被弾でした。
10%以下は頻発するのにね……。不思議。
ただ悪い点として経験値をレベルの低いユニットに回せないことですがネックです……。今は一応物理受けもできる削りのミスティラちゃんくらいしかいないから良いんですが……。
想定以上に増援まで順調に突破できました。なんででしょうね！！ 当たれ敵の攻撃！！発生するな必殺！！
残るはボスたちですね。生意気にも冷静なモーヴは釣り対策されていますが、もう一歩踏み出したら反応しました。ここからが勝負です！
オルテンシアはコラプスの杖を振っていて動かなかったので、このターンは詰めてきたモーヴとセピア、マロン、そしてモブ剣士を倒せばクリアしたも同然です。
とはいえ、敵将には復活の石もあり耐久もそれなりにあるので非常に厄介ではありますが、前述の通りセピアには単発トロンしかないので、実際は残りの三人を倒せば良いわけです。
全く以て完璧だったな……。
モブ剣士とマロンちゃんはチキセリーヌの範囲攻撃後魔法でボコボコ、モーヴはメリンちゃんのデバフ後袋叩き。セピアは戦闘会話でリュールちゃんを煽ってましたが言うことがないくらいに弱かったです。セ「大事な指輪が奪われたら大変ですものね？」
それにしてもやっぱりマロンちゃんの魔法武器ダメだよ……。アンナちゃん予測で6ダメしか食らわなかったもん……。（しかも回避済み）
残るはオルテンシアただ一人。なぜか近距離の物理武器しかないので簡単です。
機動力の高い彼女に先制は取れないので攻撃に合わせて反撃が安牌です。必殺が出たのでまず１ゲージ削れました。こういうのが見たかったんですよね！！
ついでに周囲に増援も来ましたが気にする必要はありません。本当なら稼ぎプレイもしたかったんですが、もう投稿予定日を過ぎてる（一週間以上）のでそのままオルテンシアちゃんを倒します。ちなみにオルテンシアの指輪の効果で攻撃の命中率が底上げされるので、削られからの杖振り経験値稼ぎに向くと思います。
もうアナタは低火力枠は卒業です。おめ。
しかも連携可能メンバーが集まり過ぎた結果、無事ワンパンとなりました。
ちなみにリュールを戦わせてみたんですが会話はありませんでした。なのでアイビーでトドメを刺します。
「オルテンシア、目を覚まして…！」
「どうして…止めるの…悲しまないの…あたしは…お父様のこと…ずっと…」
「悲しいわ…私だって、立ち直れないぐらい。だから、もし、貴方まで失ってしまったら…！」
これどうなる……？ 正気に戻ってくれ……頼む……！！
でもそれはそれとして3×10+8の攻撃するね……。初めて見たわこんな連携攻撃回数。しかも、これHP0になった後も殴られ続けるんだね。めっちゃオーバーキルしちゃった……。
「どうして…何もかも…うまくいかないの……」
信じた神のせいかな……。優しいオルテンシアの目的にそぐわねぇんだ……。
今回はややこしいマップのわりに結構速攻でしたね。投稿が遅れたのは冒頭のオルテンシアとのシーンが辛くて時間がかかってしまったせいです……。
パネトネちゃんはめっちゃ必殺出したので楽しかったです。目的は達成できたのでわりとホクホク気分でございましてよ。
さて、戦闘後です。
まだだ……安心には早い……と思いましたが、セピアら四狗はすでに撤退済みのようです。
無事正気に戻ったオルテンシアはイルシオン兵が撤退したことを知ると彼女もイルシオンに戻ろうとします。リュールはそれを聞いて引き留めようとしますが……。
「でも、あたしがいなくなったら、イルシオンのお城に誰もいなくなっちゃう。」
「お父様がいなくなったイルシオンを守れなくなっちゃう…」
王族のいなくなったイルシオンの為に戻ろうとします……。確かにもう王族がいないんですもんね……。ブロディアもだけど武力の国だし……。
そんなオルテンシアにアイビーが声を掛けます。
「…そうね。でもそれは、仕方のないことよ。」
「お姉様はイルシオンが大事じゃないの！？」
少し非情にも聞こえる言葉ですが、さらに彼女は続けます。
「大事よ。死ぬほど大切で、守りたかった。けれどもう…あの国はイルシオンではないわ。」
「貴方だって、わかっているでしょう。あの国はとっくに…邪竜の国になったことを。」
邪竜が目覚めて父が言いなりになった時からアイビーはそう思っていたようです。
アイビーが協力してくれた理由が分かってきましたね。彼女にとって祈るべき存在が邪竜ではなく、神竜であるリュールであり、特に国境でのあの時に彼女にとっての「私の神様」が誰かが決定的になったということでしょう……。
「…もう、戻れないのね。小さい頃からずっといたお城に。」
「ええ。」
「みんなと過ごしたあの部屋にも、お姉様と本を読んだ庭にも、お別れなのね」
「臣下たちだって、置いてきちゃった…でも…」
「いつか、また取り戻すために…あたしも戦うわ。ここで一緒に。」
彼女も邪竜と戦う覚悟が決まりましたね。こうしてオルテンシアが加入しました。一応は一安心ですね。
ただ臣下のことはオルテンシアにとってかなりキツそうだね……。大事なものを傷つけないためにイルシオンに置いてきたつもりが、この後人質のように扱われるかもしれないわけですからね……。
それと忘れていましたが彼女の着けていた『導き手の指輪』は入手できました。そういえば目的は指輪集めですからね……。
顕現したのはベレト先生ですね！ 格好良い！！ こんな先生がいたらクラス内の女子の恋心を弄んじまう……！！ このキリっとした無表情、無感情と言われがちな顔面から生徒思いでお茶や食事を誘ってきたり、贈り物まで渡してくるギャップ……！！ 男としてのプライドだって粉微塵になっちまうよ！！
あと連れ去られかけていたスフォリア女王は無事助け出されました。連れ去られてたの気づいてなかったけど……。
リュールたちの活躍を見たスフォリア女王はそれをルミエル様のようと評します。
それを聞いたリュールちゃんの過去一嬉しそうな顔！ 目覚めたばかりの自分になるべきモノを示して、自分を守ってくれた人みたいって言われたら嬉しいよな……。
リュールちゃんもあの敗北から覚悟を決めてるようで、本章の毅然とした態度もその成長の一端でしょうしね。可愛くて格好いいでしょうウチの神竜様！！
そしてソルム城を襲ったオルテンシアへと向き直ります。操られてソルム城での戦いでイルシオンを率いていたとはいえ、素の状態でオルテンシアは女王を人質にして殺すとまで言った敵国の王族。しかし、スフォリア女王はそのオルテンシアへの罰を不問とします。
「オルテンシア王女がしたことは結局、一人でここにきて、あたしたちをちょーっと脅した。それだけさ。」
「申し訳ないと思うならさっさと邪竜を倒して、イルシオンを再建しな。」
「隣国がいい国になるとあたしの利にもなる。この話は終わり。いいね？」
懐が深ぇ……！ 良かったねオルテンシア、アイビー……。
次はミスティラちゃんに案内してもらって、ソルムにあるもう一つの指輪『未来を選びし者の指輪』を取りに行きましょう！！
また8000字超えてしまったね！！ 今回は9000字突破だってさ！！ 3000字くらいを目安にしたいんだけどな！！！！ じゃあまた来年、良いお年を！！！！
あ、漫画見た？ ディアマンド君はもちろん、カゲツ君も好きになるぜ！ めっちゃおもしれーヤツだぞ！！
↓8ページ目好き
[第10話]ファイアーエムブレム エンゲージ - 今日和老 | 少年ジャンプ＋
↓次回
*1:周囲２マスの味方を再行動させる
